No.243
2008.7.25

年4回の正月を迎えよう

官栄、民亡

現在の中小企業を取り巻く経営環境は想像を絶するものがある。そのひどさは、官庁勤めの人間には分かるまい。夕張市など一部の地域では確かに人員削減などで生き残りに必死だが、それでも中小、零細企業が今日どれほど苦しんでいるか分からないだろう。 税収がどんなに少なかろうが、予算の中で自分たち(お役人たち)の給与はしっかり確保しながら他の支出は減らそうとする(国民に負担を押し付ける)。これでは永久にプライマリー・バランスは改善しないだろう。「官栄えて、民亡ぶ」そんな国の姿が目に浮かぶ。

四半期経営に徹する

さて、厳しい環境の中で、我々中小企業はどう経営を進めるべきか。その答えの一つが、一切妥協をしない四半期経営を実践することだ。いや、四半期経営に徹すると言った方が適切だろう。上場企業はすでに四半期決算を発表している。確かに準備等で大変だろうが、緊張感が生まれる。それに比べて中小企業はどうだろう。決算期間は1年あると―相変わらずのんきに構えてはいないだろうか。もうそんな低レベルから脱皮しよう。 当たり前のことであるが、1年は四半期(三ヶ月)×4回である。三ヶ月を一年とみなしこの間の目標は絶対達成させる。先送りしない。どうしてもやむを得ぬ場合、翌期で借りを返す。この執念と厳しさが欲しい。正月は年一回ではない。満足の行く正月を年四回迎えるのである。その結果が一年の大決算になるわけである。


幹部に訴える(184)
部下指導(90)
〔面接技法―コーチングの実践(47)〕

A君と上司のやり取り

お客様への訪問日程と自社の重要行事が重なってしまった。自社の行事は一ヶ月前に決定していた。お客様との日程はその後に決まったものである。さて日程調整をどうするか?A君とその上司のやりとりを先月と当月に亘って紹介する。先月は一般的な場合を紹介したので今月はコーチング的なやり取りを紹介しよう。二つを比較しながら読んで欲しい。

日程が重なってしまった(どうしよう?)【コーチング的なやりとり】

A君:日程が重なってしまったんですが、どうしたら良いでしょう?

上司:それは大変だ。A君はどうしたら良いと思う?

A君:ハイ、できればウチの行事日程を変えていただければ助かるのですが―。

上司:ウチの日程変更ね。それも良いけど、他に方法は無いかな。

A君:他にですか。今すぐには思い浮かびませんが―。

上司:誰かの助けを借りるというのは?

A君:チョット当たってみましたがダメでした。

上司:そうか。じゃあもう一度整理してみよう。お客様とのスケジュールについて詳しく聞かせてくれるかな

A君:ハイ。午前中○○、午後△△、終了は15時です。

上司:何か対応策は見えないかな?

A君:あ、そうでした。お客様での時間を午前中のみとし、午後はウチの行事に参加できます。

上司:先方様はそれでいいのか?

A君:ハイ。いま思い出しました。その日の午後はかなり忙しいと言っておりました。少し早めにスタートすれば午前中で終わると思います。尚確認します。

上司:よし、分かった。ウチのスケジュールを少し変更すれば、日程変更しなくていいね

A君:ハイ。それではお願いします。

以上

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