No.242
2008.6.25


崩壊する日本の品質保証体制


確か、昨年の漢字(一文字)は「偽」だったように思う。しかし日本の大手企業群はまったく懲りないようだ。6月に入って目立ったものだけでも

(1)食品業界大手「ハウス食品」の「六甲の水」の不当表示
偶然だが発覚する前、大丈夫だろうな‐‐と冗談を言いながら商品ラベルを眺めながら飲んだばかりだ。べつに健康上の被害はないが−。

(2)次に、住宅賃貸仲介業大手の「エイブル」が広告で不当表示(いわゆるおとり広告)
エイブルと言えば住宅業界では知らぬ人はいない。引越しの多い者にとってはありがたい存在なのだが−。「おとり捜査」ならぬ「おとり広告」とは−

(3)そして鉄鋼大手の業界ぐるみとも言える「データー捏造」
新日鉄、JFEスチィール、不二越------日本を代表する錚々たる企業が並ぶ。
不二越(富山県)は学生時代、夏季実習で1ヶ月間ほどお世話になっただけに何とも複雑な思いだ。

鉄鋼業界の問題はJISで決められている品質保証検査をせず出荷していたことである。
何故こんなことをやってしまったか?
理由は二つ。
一つはほとんど品質に問題はなく過去においても不合格になるものはなかった。二つは検査(試験)するのに、一本あたり2〜3人で10〜20分もかかり出荷に間に合わない。 と言う。しかしいくら品質に問題ないといっても、「当社の製品は間違いありませんよ」とどうやって保証するのか。もし自信があるのなら、JISの検査基準を根本的に変えてしまえばどうだろう。世界に誇る日本の品質管理体制がグローバルなコスト競争の前で、もろくも崩れ去っていくようで淋しい。


幹部に訴える(183)
部下指導(89)
〔面接技法―コーチングの実践(46)〕
A君と上司のやり取り

お客様への訪問日程と自社の重要行事が重なってしまった。自社の行事は1ヶ月前に決定していた。お客様との日程はその後に決まったものである。さて日程調整をどうするか? A君とその上司のやりとりを今月と来月にわたって紹介する。紙数の関係で、今月は一般的な場合を、来月はコーチング的なやり取りを紹介しよう。    日程が重なってしまった(どうしよう?)

(一般的なやりとり)
A君:日程が重なってしまったのですが、どうしたら良いでしょう?
上司:バカもん! 自分の行動予定はきちんとつけているのか?

A君:ハイ、先方の都合がつかなくて、この日にどうしてもお願いしたいと言われまして
上司:お客様の都合を優先するのは当然のこととして、いつそんな話があったのだ? ウチの行事は1ヶ月前に決まっていたよ

A君:ハイ、1週間前に話がありました
上司:1週間前にあったことを何で今頃報告、相談してくるのか? そういう場合は、すぐ報告してくるのが基本じゃあないのか?

A君:ハイ、スミマセン
上司:それで?

A君:それで--え〜あの〜どうしたら良いのかと――
上司:ウチの行事日程の変更しかないな---。しかし中々良い日がとれないな

A君:あのオ、来月の4日から7日あたりはどうでしょうか
上司:それは君の都合だろう? 私の都合も考えてほしいな

A君:あ、ハイ、スミマセン
上司:分かった! 調整をする必要があるからまた後で決めよう!

A君:ハイ分かりました。それではお願いします

以上

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