駅弁よ、お前もか!
中国製加工食品への農薬問題でピリピリしている中で、よりによってJR東海の駅弁の消費期限偽装が発覚した。またもや内部告発だが、毎日のように駅弁に大変お世話になっている当方にとっては何とも複雑な思いである。
JR東海の子会社(ジェイアール東海パッセンジャーズ)が東海道新幹線の駅や車内などで販売する弁当・おにぎり・サンドイッチの消費期限を偽って表示していたらしい。その数、東京工場をはじめ4つの工場で弁当類計72種類にのぼるという。ヤレヤレである。
幸い健康被害は出ていないが、駅弁類の消費期限は観光客への衛生管理という面もあり、かなり厳しく設定されている。極端に短い消費期限の中で売れ残れば廃棄処分→コストのムダ→環境破壊へと繋がっていく。こうした中で少し早目に(数時間前に)造り置きしておくというやり方をとった。これが内部告発の実態らしい。
今回の事件はJR東海のことではあるが、JR東日本を主に利用している小生にとっては他人ごとではない。東北の駅弁はほとんど食べつくしていると豪語?するほどの駅弁大好き人間。最近の駅弁は種類も豊富な上、見た目も美しく芸術的でさえある。また仙台ほど駅弁の種類の多い駅は他にない。が、近頃値上げ傾向にあるのが何ともツライ。昨日食した駅弁もお茶込みで1,150円だった(個人的には1,000円以内が望ましい)。
何はともあれ旅行客に愛されている駅弁だが、最近は「全国駅弁大会」と銘打って「スーパーマーケット」や「デパ地下」などでも販売している。有名駅弁が食べられるとあってこれが結構人気だ。駅弁ファンも広まっている中での今回の事件。何とも残念でならない。
幹部に訴える(179)
部下指導(85)
〔面接技法―コーチングの実践(42)〕
「部下のアイディアを引き出す魔法の言葉」
苦しい経営環境の中で頑張っている企業に共通しているのはアイディアが豊富であることだ。中小企業では経営トップのアイディアに負うところが大きいが、幹部・社員が次から次へとアイディア・提案を出す企業はやはり強い。まさに「企業は人なり」を実感する。この場合の「人」とはもはや単なる労働力ではなく頭脳力・アイディア力である。
とは言うものの、中々トヨタ自動車の「改善」のようにはいかないのが現実だ。しかしひょっとするとアイディアが出ないのは上司・幹部側に問題があるのかも知れない。
例えば業績検討(対策)会議や商品開発会議の中で、中々いい対策・アイディアがみつからない場合がある(これが一般的だが)。ところが参加メンバーの中には、アタマの中にアイディアがあってもバカにされるのではないかという恐怖心?から言い出せない。実際日本人は足が短いためか他人の足を引張るのが得意である(「出る杭になれ!」と言われてもやはり出る杭は打たれる。それがコワイ)。これは日本人特有のものかと思いきや、10数年前の韓国を訪問した際、ある経営者から「我々韓国人は人の足を引っ張るのが得意なんですよ」と自嘲気味に言われたことがあり、ひょっとすると短足アジア人共通の特性か?思ってみたりした。
さて、冗談は別にして。ところでアイディアを求める会議やミーティングのなかで幹部あるいはあなた自身は一体どう対応しているだろうか。おそるおそる出された部下のアイディアに対して
「あっ!それは無理!」(とアタマから否定する)
「あっ、それは前にもやったけどダメだったよ」(と滔々とダメだった理由を述べて否定する)
「何を考えているんだ。そんなこと出来っこないじゃあないか」(と全面否定する)
「それはどうかなあー。現実的ではないなあ」(とやんわり否定する)
「そんなことしたらうちの信用問題になるぞ!」(と「信用」を持ち出して否定する)
「それはずっと先のハナシだろ?今、どうするかなんだよ問題は!」(時期の問題で否定する)
「それをやるのにどれだけカネがかかると思う?コストを考えてみたことがあるか?」
(コストの問題で否定する)
「この忙しい時にそんなことをやる時間がとれるか?一体誰がやる?」(多忙を理由に否定する)
こうしてせっかくの提案がものの見事につぶされていく。まず大事なことはアイディアの「量」である(ブレーンストーミングの四原則参照)。第一発言者への対応如何で決まる。最初の発言者への対応がよければそれが呼び水となって次から次へとアイディアは湧いてくる。下手すれば、メンバー全員が貝のように黙りこくってしまう。
次から次へと発言を促す魔法の言葉は
「おっ、それいい考え(提案)だね。もう少し詳しく聞かせて」である。これまでも度々紹介したが、その後ますますこの言葉の威力を感じている。どんなに下らないと思われる提案でも「おっ、それイイネ。もっと詳しく聞かせて」と受け入れ、真剣に聞いてみよう。会議が活性化すること請け合いである。一度お試しあれ!
以上
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