―年頭二題―
今、中小企業は
世界の株安に歯止めがかからない。アメリカは早速利下げを実施した。一方日本の株式市場の2/3を占める海外投資家はどんどん逃げていく。そこに原油高が追い討ちをかける。原油の高騰は、原材料、資材、物流費等を引き上げ中小企業の経営を圧迫する。中小企業にとってはこちらの方がツラい。対応策として値上げをせざるを得ない。売上はともかく、粗利額を何とか確保したい。それが偽らざる心境だ。
―というより既に値上げ戦略をとりつつある企業が増えている。更に売上管理から粗利額(限界利益)管理に切り替えている。
ムリした売上拡大主義は企業を疲弊させる。更に各社が取り組んでいるのは戦略転換と商品開発だ。コンビニも既存店ベースでは8年間連続売上減が続いているらしいが、客層の変化に対応していないことが大きな要因の一つだ。
規模の大小に関係なく、今問われているのは開発力であり、それを推進するトップを含む人材力である。
頑張れ!「秀才文具パック」
1月の初旬、JR仙台駅のKIOSKで「秀才文具パック」なる珍しい商品を発見、そのタイトルに引きつけられ思わず手にしてしまった。定価1,780円だ。KIOSKの商品単価としては最も高額な商品の一つだろう。小中学校へ通う子供を持つ親なら誰でも関心を示すタイトルだ。何と言っても東北大学の教授が監修している産・学・官の連携開発品!という謳い文句も素晴らしいが
“これを使って君も秀才の仲間入り!”
“秀才たちが使っていたこだわりの文具があったのだ!”
“めざせ秀才!”
という何とも買い求めたくなるコピーの面白さである。ワクワクしながらA-4大の袋を開けてみた。

―が、えっ?これが1,780円?というものばかりだ。
@ 鉛筆B 5本(秀才エコ鉛筆)
A 輪ゴム 2本(「知恵」の輪ゴム)
B 消しゴム 1個
C アルミ製鉛筆キャップ 4本
D 鉛筆の補助軸 1本
E 更紙 1冊(100枚)
F 小さい鉛筆削り器 1個
G 下敷き 1枚(Wソフト)
H 虎の巻(4頁程度のもの)
どれをとってみても100円ショップで買えそうなものばかりだ。日本人が未だ貧しかった頃に使っていた何か懐かしさを覚える道具ばかりだ。およそIT時代にはふさわしくない。要は「Bの鉛筆で更紙にシコシコ一生懸命書いて覚えなさい」というものである。
一つ一つの道具は安いもの?ばかりであるが、こうしてSetにすると「秀才パック」として商品化出来る(付加価値をつけることが出来る)という意味で面白い商品だと思った。
今の時代に必要なのは「情報編集力」だと、ある民間出身の高等学校の校長が言っていたが、これに通じるものがある。一つ一つは価値の薄いものであっても、組み合わせることによって新しい価値を創造出来る。
学都仙台発のこの商品、是非売れて欲しいものである。
以上
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