No.235
2007.11.25
 

国家公務員倫理規程が泣く!

8年間で接待ゴルフ300回以上!マスコミは大見出しで元次官の行状振りを伝える。公務員の中でも最も厳しい規律が要求される筈の防衛省が実は最もゆるみきった組織であることを知らされた。制服組はやりきれない思いだろうが、一体防衛省の職員たちは日常どんな思いで上司・次官の行動をみていたのだろうか?
社保庁そして防衛省と続くお役所のこの不祥事。国家公務員としての誇りも自覚もない。あるのは個人的な私利・私欲だけ。何とも情けない限りである。

国家公務員には倫理規程なるものがH12年に制定・施行されている。そこにはどんなことが載っているのかインターネットで引っ張ってみた。いやはや大変立派なことが具体的に定められている。紹介してみよう。
第一条は「国家公務員としての誇りをもち、使命を自覚し・・・・・・
    ・・・(定められた次の各事項を)遵守すべき規準として行動しなければならない」とある。
そして「禁止行為」として次の9項目を具体的に挙げている。
利害関係者から―
1. 金銭、物品又は餞別、祝儀、香典又は供花等を受け取ること
2. 金銭の貸付を受けること
3. 無償で物品又は不動産の貸付を受けること
4. 無償で役務の提供を受けること
5. 未公開株式を譲り受けること
6. 供応接待を受けること
利害関係者と
7. 共に遊戯またはゴルフをすること
8. 旅行(公務は除く)をすること
9. 利害関係者をして第三者に上記1〜8の行為をさせること
とある。

これらを実施するために「倫理監督官」というのがいるらしい。彼等の主な仕事は「公務員が特定の者と国民の疑惑や不信を招くような関係を持つことがないかどうかの確認に努め、必要な指導・助言を行う」とある。ならば監督官は一体何をしていたのか?

孟子の性善説を信じたいが、やはり人間は荀子の言う性悪説を基本においた方が良いようだ。性善説は人間の本質を隠してしまうところがある。何故なら人間は環境によってその行動が大きく変わるから―。

幹部に訴える(178)
部下指導(84)
〔面接技法―コーチングの実践(41)〕

上司は部下に対して「オレの気持ちを部下は分かってくれていない」と言い、部下は部下で「私の気持ちを上司は理解してくれていない」と嘆く。結局両者はぶつかり合いお互いがお互いを非難するだけでそこからは一歩も前進しない。こんなことがあなたの会社にもありはしないか。とくに指示型の優秀な上司と部下の間でこういう衝突が起こりがちである。もしこのパターンがないとしたらそれはあなたがよっぽど出来た幹部か部下を放任している幹部かのどちらかであろう。

立場が変われば視点も考え方も変わる。当然お互いが努力しなければいつまで経っても平行線のままだ。しかし現在幹部になっているあなたも昔(例えば新入社員の頃)を思い出して欲しい。「何でオレの上司はこんなに頑固なんだ」とか「物分りの悪い人だ。オレの気持ちなんて少しも分かってないんだから」とか思ったことはないだろうか。

一般的に上司側の悪いくせ?は部下の言葉を半分も聞かないうちに「それは分かった(結局こういうことだろう)」と言って自論をぶつけるか、部下の考え(意見)を頭から否定してしまうことである。判断力のある幹部はこのパターンに陥りやすい。しかし部下の話をとことん聞いてみると彼の言い分も理解できるということがよくあるものだ。

我慢して聞く(聴く)姿勢はつらいものだが、やはり聞かねばならない。「何というバカなことを言っているんだ」と思わずどなりつけたくとも聴くことだ。部下は何を言いたいのか、今どんな気持ちでいるのか、たとえ言っていることが少しズレているように思えるがじっと我慢して聴いてみる。
ただし部下に意見を言わせるためにだまって聞いてやるだけでは部下は成長しない。積極的に部下に働きかけていく聴き方が必要である。例えば「もっと具体的に話してくれ」という問いかけである。そうすればよろこんで部下は話をしてくれるだろう。この双方向のコミュニケーションから新しい対策の方向性も生まれてくる一方、自分のマチガイに部下が気付く事もある。
要するに一方的指示(リード)よりもフォローをしていく形をとる。部下の成長のためにも一定の我慢強さが必要である。
結局コーチングは幹部が受身の形をとっているように思えるがそうではなく、積極的にかかわっていくところがポイントであることを肝に銘じておこう。

 

 

以上

HOME BACK