No.232
2007.8.25
 

褥暑(じょくしょ)の夏!!

それにしても今年の夏は暑かった!「ラニーニャ現象」の影響とも言われるが、湿度の高い日本で40.9℃という殺人的な気温では呼吸するのさえ大変だ。
そのためか例年になく熱中症患者が多かったようだが、ますます高齢化が進む日本でお年寄りの犠牲者が増えているのは何とも痛ましいことだ。

そう言えば蝉にとっても災難の夏だったようだ。道路や自宅のまわりにコロリンと仰向けに転がっている蝉を何度も見かけた。そっと手でつまんでやると思い出したようにバタバタと羽根をふるわす。生きている!暑さの為に一時的に気を失っていたらしい。放してやると必死に羽根を動かしながら(朦朧としながら)遠ざかっていく。蝉が落ちるほどの暑さ。一体、日本にはどんな夏の暑さがあるのだろうか。暑気ばらい?のつもりで広辞苑を引いてみた。有るわ有るわ様々な夏がある。

まずは夏に向かい始める「向暑」そして「薄暑」。このあたりまではまだ爽やかな夏といった感じだ。そして本格的な「小暑(7/7)」を迎え「大暑(7/23)」に突入する。そして暦の上ではすぐ「残暑(8/8)」になるが実はここからが夏本番。暑さのオンパレードだ。「盛暑」「甚暑」「激(劇)厳暑」「猛暑」「熱暑」・・・ときて、ついに耐え難いほどの「酷暑」「極暑」となる。この間に日本特有の蒸し風呂のような「蒸暑(じょうしょ)」「褥暑(じょくしょ)」というのもある(ジョクショ・・・語感から言っても今年の夏を表現するのにぴったりではないか)。そして、夏の甲子園が終る頃、ようやく朝晩次第に冷気を覚える「処暑(しょしょ)」に至る。

「暑き日を 海に入れたり 最上川(芭蕉)」

“残暑お見舞い申し上げます”

幹部に訴える(176)
部下指導(82)
〔面接技法―コーチングの実践(39)〕

まだまだ日本の企業は年功序列型人事が幅をきかせている。したがって年功で成り上がった部門長よりその部下のほうが遥かに考え方もしっかりしており行動力もある場合がある。せっかくヤル気がある部下を押しつぶしてしまっている部門長はワンサといる。
彼等の考えていることは「部下になめられたらいかん」「上司として有能さを示さないといかん」というプライドだけである。しかしそのプライドさえ無い管理者もいるからこれはコーチング以前の問題だ。管理職を大きく分けると以下のA、B、Cの三つのパターンに分かれる。



大雑把に中小企業の管理職は
Aタイプ ― 60〜70%
Bタイプ ― 20〜30%
Cタイプ ― 0〜10%
といったところだろう。Aタイプがこれほど多いのでは企業経営はやっていけないではないかと言われそうだが現実はこんなところだ。だからTopの悩みは尽きない。

AタイプであれBタイプであれ、完全無欠な人間(管理者)などはいないのだから、自己の弱点はさらけ出し(分からないところは謙虚に部下に教えてもらいながら)、コーチングを勉強しチームパワーを向上させていくことは出来るはずである。
そのためにはまず「コーチング力を高める!」という決意ありきである。コーチングの最終目標は「自発的に行動することを促すこと」である。そのためにCタイプの「部下が答えを出すためのサポート役」に徹しようと決意することだ。そこから全てが始まる。

答えは本人の意識の深いところ(潜在意識)の中に眠っている。少しぐらい質問(ノック)したところで答えが出てくるわけではない。ポイントは「それはダメ!」などの評価はせずに「オズボーンのブレーストーミング」方式で聴き、共感(理解的態度)をもって受け入れていくことである。少し根気がいるかも知れない。しかしその過程が部門長を育て、部下を育てるのである。AタイプでもBタイプでもコミュニケーション力を高める突破口はまず自分から(積極的に)声がけ(朝のあいさつも)することである。

ある企業で新入社員が言っていた「朝、出勤してあいさつしても私の上司はきちんと返してくれたことが無い」と。本来は上司の方から声をかけるべきであるのに緊張している新入社員からの精一杯のあいさつに何の反応も示さない上司とは一体どんな上司なのか。まずはここから改めることが突破口である。

以上

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