No.226
2007.2.23
 

金利引き上げ

日銀がついに政策金利を0.25%から0.5%へ引上げた(2/22)。ゼロ金利解除から7ヶ月振りである。個人消費を中心に景気拡大中であるとの認識。GDPが堅調であること。またアメリカ経済も好調で彼の国の金利が5.25%であることなどを考えるとむしろ0.5%でも異常な低金利であるとも言える。

先日のG7でも日本の低金利は問題になった。早速預金金利は上がる(0.1%→0.2%)。一方、住宅ローンも上がる。自治体にとって痛いのは莫大な地方債の金利も上がることだろう。
しかし、もっときついのは中小企業だ。売上が未だに下がり続ける中で依然として多額の借金を抱えたままである。今後更に金利が上昇するようならば徐々に負担は増えてくる。まさに正念場である。


幹部に訴える(170)
部下指導(76)
〔面接技法―コーチングの実践(33)〕
―制限的・否定的言葉では人は育たぬ―

受身の人間(部下)をどうすれば前向きな人間、積極的な人間(部下)に変えていくかはいつも上司の悩みの悩めるところだ。実はその上司もかつては受身人間で、上司の悩みのタネであったかも知れないのだが―。
そこでまず自らを反省してみることから初めてみるのも面白い。どういうときに自分は変化したか―。
@ 上司から厳しく言われ続けて変化(行動変容)したのか
A 上司のあるアドバイスから変化したのか
B 上司の温かい言葉によって変化したのか
C 自らがあるキッカケ(第三者の働きかけやら何らかの出会い)によって変化したのか
D それとももともと積極的だったのか
E いやいや特に変化はしていない。能力的にも大したことはないが、たまたま年功で上司(幹部)になっただけ?
理由は様々である。
「変化」と言っても積極的に変化する場合と逆にヤル気を失ってしまう消極的(受身)に変化する場合の二通りがある。
しかしどんな場合でも「言葉」の占める要素が非常に大きいと言えないだろうか。コーチングにしろカウンセリングにしろ、全ては言葉である。最近あらゆる場にコーチングの考え方や手法が取り入れられつつある。親子の間、先生と生徒の間、上司、部下の間。さらには夫婦の間などである。

とくにこれから団塊の世代の定年組が続々と出てくる。彼らの余生の過ごし方から夫婦間のあり方が問題になっている。奥さんの方はもういい加減自分ひとりで自立した生活をしたいと思っている。しかし昔風の夫は相変わらず威張りちらし、仕事があるわけでもないのに家庭内のことは一切おかまいなし。これではうまくいく筈がない。離婚されるのがオチである。
女性は一人でも堂々と(むしろイキイキと)生きていけるが、夫(男)はその逆で一人になるとションボリしている。やはり妻によりすがざるを得ない(まさにぬれ落葉状態である)。それでも夫は威厳を保とうとする。立場の変化、時代の変化に鈍感なのだ。

そこで賢い妻は「夫をほめながら育てる」という。まるで子供扱いである。しかしこれが功を奏しているらしい。この場合「育てる」とは家事手伝い、その他をさせることである。「私が先に死んでもあなた一人でもきちんと生きていけるようにネ!」そんな殺し文句もちゃんと用意している。ほめたり励まされたりして団塊の夫は見事に育てられていく。

また、母と子の関係では臨床心理士の話として次のようなことが朝日新聞に載っていた。
「意欲の薄い中学2年の長男に「〜してはいけない」「〜しなさい」と制限や命令をするような言葉を使っていた母親が、カウンセラーの指導により制限する言葉より「〜するのはいいね」など肯定的な言葉をかけた方がヤル気が出ることに気付き、それを実践したところ長男は少しずつ意欲的になっていったという。」
多くの人(幹部も親も先生も)が制限的な言葉を何の疑問も持たずに繰り返している。このやり方はヤル気を低下させる。肯定的な言葉や態度に切り替えていこう。

 

以上

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