社是が泣く
無い。秋田も山形も新潟にも雪が無い。かつてないほどの異常気象である。雪国では去年100万もかかった除雪費が今年はゼロ!ありがたいとよろこぶ企業がある一方、これをあてにしていた建設業者はガックリ。ホームセンターでは大量に仕入れたスノーダンプが全く売れず在庫を抱え青い顔をしている。去年の今頃はあまりの豪雪に唖然としたものだが今年はその逆だ。地球の劣化を危惧する意見もあるが、地球だけではあるまい。会社も人間(の心)も、そして企業も劣化しているのではないかと思われる現象が続出している。例えば−
三菱ふそう(自)の大型トラックのハブの破断トラブル、関西TVの「納豆ダイエット」捏造事件、昨年に引き続き起こったセンター試験での英語リスニングのトラブル。そして極めつけはご存知の不二家の消費期限切れ牛乳を使ったシュークリームを16,000個も出荷してしまった不祥事。その後も次々と期限切れの原材料を使った商品が判明。とうとう食品製造の安全軽視の責任をとってトップが交替した。
三菱ふそうは同じ様なトラブルを数年前にも起こしている。納豆ダイエット番組を制作した関西TV(製作日本テレワーク)も別の番組で捏造の前科がある。センター試験のトラブルも昨年起こしている。不二家は雪印事件を他山の石とするどころか「マスコミに露呈したら雪印の二の舞になる」と情報を隠そうとした。
これらに共通している根本問題は反省がないことである。だから同じ過ちを繰り返した。
ちなみに1910年創業の不二家の社是は「愛とまごころと感謝を込めてお客様に愛される不二家になりましょう」である。社是はスローガンではない。経営の根幹をなす恒久的な企業の価値観である。それが不二家の場合100年という歴史を刻む間に劣化してしまった。
社是(ペコちゃん)が泣いている。
幹部に訴える(169)
部下指導(75)
〔面接技法―コーチングの実践(32)〕
―個人面談のポイント―
今月は部下と個人面談する際の最低限の原則を以下に示そう。
1.前提条件
a.
答えは相手(部下)が持っている(従って部下の考えを引き出すようにもっていこう)
b.
部下との間に信頼関係があること(信頼関係なくしてビジネスコーチングは成り立たない)
c.
上司が部下の業務内容を知っていること
2.面接時の座り方
a.
向い合って座る位置関係は一番緊張する形である。これはさける
b. ベターは右図の(a)か(b)かである。 (a)
(b)
3.上司側の姿勢・態度
a.
最初の話し合いのキッカケは抽象論でなく具体論から入る方が望ましい。そのほうが部下は話しやすい。「最近仕事の方はどう?」ではなく「昨日は何時まで残業した?」あるいは「今日は何件訪問した?」などである。「仕事の方はどう?」と聞かれたのでは部下はどう答えて良いか分からない。いきなり考えさせる質問から入っては部下は緊張するだけだ。
b.
質問は「相手の考えていること、アイディアを引き出す質問」を!
上司の聞きたいことを聞こうとするのではなく、部下の考えを引き出す質問をする。
(例)「そこのところを具体的に教えてくれないか」
「どうしたらよいと思う?」
「もう少し詳しく教えて」
特に曖昧な反応(言葉)で部下が返してきた時はこの質問は大事だ。
c. 受容と理解の態度を示す
人は「この人となら話せる」と思わない限り自分の本音を言わない。この人なら心を許せると思わなければ前進しない。「君を認めているよ」というスタンスである。
d.
最後に整理する意味で話し合ったことや本人(部下)の決意を復唱して確認する。
以上
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