〔ついウッカリ!では済まされぬ〕
「ついウッカリしておりました」。ミスや失敗した時の言い訳の定番だ。人間はミスはするもの。誰だってウッカリミスは数多く経験している。歳をとればとるほど(残念ながら)その回数は幾何級数的に増える。
しかし「ついウッカリ」ではすまされぬ場合もある。そんなケースが最近相次いだ。
〔1〕 お盆期間中の14日、首都圏で140万世帯に及ぶ大規模停電が起きた。原因は河川を横断する送電線にクレーン船が接触して損傷させたことにある。三時間ほどで全面復旧はしたが、この事故の影響で、電車・地下鉄がストップ、都内では数多くの信号機が一時停止した。
直接の原因はしゅんせつ工事現場に向かっていたクレーン船がアームを上げたまま移動し、送電線に接触、バックアップする2系列の送電線の両方とも損傷させたことにある。この会社、1999年にも茨城県の那珂川でクレーンを畳むのを忘れて送電線を損傷させ停電を起こしている―と言うから何をか言わんやである。狭い日本、河川を横断する送電線は全国至るところにある。
〔2〕 8月19日の深夜、JR東海の名松線で列車が無人のまま下り坂のレール上を20分間(8.5km)も走り続けた。幸い最終列車の後でもあり、事故は無かったとのことだが、JRでも「こんなことは初めて」とあきれている。
駅構内に車輌を止めた際、乗務員が車止めを怠ったのが原因とのことだが、真夜中に無灯火でコトコトと(時速25km程度)三つの駅と23の踏切を通過し、上り坂の手前でようやく止まったという。ケガ人が出なかったのは幸いであったが、一つ間違えれば大量殺人機になっていたかもしれない。真夏の怪談話のようでゾッとする。
これら二つは「ついウッカリ」事故である。如何に危機管理体制を確立し、優れたマニュアルをつくろうとも、毎日の現場の中でそれが意識と行動に結びつかなければ事故は起こる。
そのために安全にうるさい建設関連企業では毎朝、作業前にKYK(危険予知訓練・活動)をやっている。今日行う工事現場の状況をイメージしながら、どういう危険が潜んでいるかを話し合い、その対策を事前に打って行動するものだ。
この基本的なことがきちんとなされていなかったところに今回の問題がある。安全対策は日々のキメ細かい先行管理にあることを忘れてはなるまい。
幹部に訴える(166)
部下指導(72)
〔面接技法―コーチングの実践(29)〕
褒めるにしても叱るにしても、そこに心(愛)がなければメンバーを動かすことは出来ない。その心(愛)をどのような言葉で表現すれば良いか、少々工夫が必要だ。
例えば、「褒め殺し」という言葉があるように、褒めていながら、その実相手を非難している褒め方もある。
そこで今月は「褒め言葉」について、昨年、弊社主催で実施したセミナー(経営幹部塾)でまとめられたものを紹介してみよう。数多くの褒め言葉の中からぐっと15項目に絞り込み、これを「魔法の言葉」とした。(なお、最後のNo.8は、南極越冬隊長、西堀栄三郎氏のほぼパクリである)。
―部下をやる気にする―
15の魔法の言葉!
<結果に対して>
1. おっ、早いね。もう出来たの
2. 仕事が丁寧に出来たね
3.
お客さまが喜んでいたよ(○○部長がほめていたよ)
4.
いいですネ。やっぱり出来るじゃあない
5.
その仕事を君に頼んで良かったよ
6.
気が利いた仕事をしてくれて助かったよ
7.
やっぱりこの仕事は君でなきゃ出来ない。他の者にはマネできない
<プロセスに対して>
1. いつも笑顔が良いね
2. 元気があって良いよ
3.
良い顔をしているね。目が輝いているよ
4. 緊張感あふれているね
5. 挑戦をしている姿が良いよ
6. 最近仕事が速くなったね
7. その考えは面白い
8.
おっ、良いアイディア(提案)だね。詳しく聞かせてくれないか。
何だったら一緒に考えよう
(05.11/19作成)
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以上
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