No.213
2006.1.25
 

特別編

不 安

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年は年末・年始にかけての想定外の豪雪で、雪下ろし作業中などで100人を超える方々が亡くなった。そのほとんどがお年寄りである。「ミシミシ」という不気味な音を聞きながら座して待つか、それとも危険覚悟で屋根に上り雪下ろしをするか(どちらも不安だが)その判断に苦しんだに違いない。痛ましい限りである。

去年から続く姉歯建築士を発端とする鉄筋偽装の問題。住む人にとってこれほどの不安はあるまい。急に「退去せよ」と言われてもウロウロするだけだ。
米国産の牛の背骨混入問題も同じだ。検査体制が云々・・・と言っているが、米国のやり方はどうも腑に落ちぬ。問題が解決しても米国産の牛肉は今後安心して食べられぬ。

そんなことを考えていたら、1月23日夜「ライブドアの堀江社長逮捕」の電撃ニュースが飛び込んできた。証券取引法違反(偽計取引・風説の流布)だが、本人は容疑を否認している。一方で関連会社の役員が自殺もしている。1兆円とも言われたグループの時価が僅か一週間で4,000億円へ。1日平均1,000億円も減り続ける異常事態だ。一時的とは言え、日本の証券業界のみならず、世界の証券業界に影響を与えた。上昇志向の強い若い経営者が陥る規模のみを追い続けたツケである。時価総額
を5年で150倍にしたというからもうムチャクチャである。どうしてもムリが生じる。現に、業績を拡大し続けていながら、無配を続けており、一部の株主から批判の声も上っていたらしい。株主にとっては不安で仕方ないだろう。これらに共通するのは全て約束違反である。

―今、建設業は―

しかし、不安は全ての企業につきまとっている。法に沿った経営を展開していても、思うようにいかぬ現実。例えば中小建設業は、公共工事の削減の影響を受けて10年前より年商は1/2〜1/3へ減っている。必死に生き残るために試行錯誤を繰り返している。
手元に、あの“脱ダム宣言”を出した長野県の資料があるので、建設業がどのような分野に進出しようとしているのか、参考までに紹介する。

 

以上

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