【還暦】
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年は乙酉年。敗戦の年(1945年)から数えてちょうど60年。人間で言えば還暦だ。
凡人は、経験に学び、賢人は歴史に学ぶというが、この1945年を境に、その前後の60年がどういう時代であったかを検証してみるのも悪くない。
<戦前の60年>
一言で言って、戦前の60年は大日本帝国憲法の下、戦争ばかりしていた時代であった。(右図参照)。
「欲しがりません勝つまでは」の合言葉が示すとおり、経済的にも苦しい時代であった。
同盟関係は結んでも、どの国にも依存せず、何とか自分の道を歩もうと必死であった。そして世界有数の軍事大国にのし上がった。
しかし、ABCD包囲網の中でついにアメリカに宣戦布告し、太平洋戦争に突入。破局を迎え、全てを失った。
<戦後の60年>
戦後の60年は全く逆である。新しく公布された日本国憲法(平和憲法ともいう)
の下、政治、経済両面にわたり、米国偏重の依存国家ではあったが、民主主義を学び、平和と安全を満喫した。特に経済面では、国民が(モノ)の豊かさを求めてまっしぐらに突き進み、敗戦からわずか23年(1968年)で世界も驚く(GNP世界第二位)経済大国にのし上がった。
しかし、1990年前半、バブル崩壊、日本は長期低迷の時代へ突入し、今日まで「失われた12年」
といわれている。 |
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<これからの60年>
戦争にあけくれ、軍事大国になった60年。平和を満喫し、経済大国にのし上がった60年。このあとは世界に貢献する60年が日本の本来の姿であろう(受身ではなく積極的に打って出る)真の国際化と個人の尊重である。リスクを伴うことは必定である。中国・インドの猛烈な追い上げと、地球環境問題。益々激化する地域紛争・戦争。国内では超少子高齢化社会の到来…・・・。これらの問題に果敢に挑戦するリーダーは、もはや官僚ではなく企業のトップである。甘えた体質や組織風土を壊し、世界的視野で改革を推し進める、戦うトップである。
幹部に訴える(148)
部下指導(54)
〔面接技法―コーチングの実践(11)〕
「今の若い社員は自分で考えることをしない」「指示待ち族だ」「すぐマニュアルを欲しがる(マニュアル人間だ)」という意見を良く聞くが、むしろ会社が「考えさせていない」「考えさせるチャンスを与えていない」と言った方が正しいと思う。トップや幹部が独裁的にふるまえば、社員(部下)は育たない。完全に指示待ち族になる。逆に放任すれば(よほど優秀な人間を除いて)ダメ社員に堕落する。人を育てるとは難しいものだ。
中小企業が問題なのは、最低限のマニュアルもなく、独裁型か放任型のどちらかになっている点である。マニュアル等つくるヒマはない、社員の自発的な行動を待っているヒマもない、というのが現実ではあるが、これではいつまでたっても人は育たず、企業も成長しない。そこでてっとり早い方法として、外部から優秀な新しい血を入れる。急成長している企業はこのやり方がほとんどである。また即戦力としても有益でもある。プロ野球で言えば、巨人などはこのやり方に近い。しかし昨年セ・リーグ優勝した中日は、むしろ現有戦力のレベルアップで戦っている。もともと持っている人間の資質(DNA?)にも大いに関係するが、部下の潜在能力を引き出すことによって、相当なところまで到達することが出来る事を、オレ流を標榜する落合監督の中日ドラゴンズは証明してくれたように思う。
結局やる気を引き出すものは、部下とのコミュニケーションの取り方如何である。我々日本人は、このコミュニケーションの取り方が未熟であると言わざるを得ない。
コーチングでのコミュニケーションは何度も言うようだが「聞く+承認+質問」である。
聞く ……
うなづく、相づちを打つ、復唱する、などをしながら理解しようと努める
承認
……
部下の気持ちを認める「このように理解したけど、それでよいかな」
質問 ……
部下の答えやすい質問から入る。質問を繰り返しながら、部下の健全な意見を待つ。そして共に問題解決していこうとする姿勢を持つ。
簡単なようだが、中々難しい。これはこうした忍耐力が指導者には必要だ。そうすれば、部下は自ら考える力をつけるようになるだろう。
以 上
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