今月の言葉

〔古参組と新参組の戦い〕

2003.6.25

NO.182

タクシー業界の競争の激しさはこれまでも時々取り上げてきたが、規制緩和のあと、余程オイシイ業界と見たのか新規参入が後を絶たない。古参組と新参組の戦いの中で差別化を図るための知恵の絞り合いが続く─。

例えば─
@中型車だが初乗りは小型車料金設定のA社(価格戦略)
A女性客だけを対象にポイントカードを発行するB社(サービス戦略)
─狙いはバーのママさんたちか─
B介護タクシーに特化していく、地方にあるC社(絞り込み戦略)
C黒塗り、布張りイス、読書灯まで高級感をウリにするD社(高級化戦略)
─これで初乗り運賃値下げ防止─
など様々だ。

この4月、仙台市内でワンボックスカータイプの車10台を揃えて創業したタクシー会社かある(異業種からの参入組)。タクシーと言えば、いわゆる乗用車のイメージが強く、一般利用者にとってはその"姿"に何となく違和感を覚える。
そのワンボックスカーがタクシー乗り場で客待ちしている。
引戸タイプのドアーが開いている。恐る恐る首を突っ込むと
「ドーゾ」という運転手さんの声。「これタクシーですか?」
「ハイそうです。皆さんビックリされますが」。料金は
通常タクシーと同じ。車高が高く、タクシー特有の圧迫感が
ない。トランクも広く、荷物持ちにはありがたかろう。
難を言えば座席がやや堅い。貨物車に乗せられた感じがしない
でもない。運転手さんも会社もお客の評価を気にしているらしい。
空港でも時々見かけるようになったが、古参組も試験的に
1−2台揃えはじめているところもあるとか。

これも差別化戦略の一つ─。

−幹部に訴える(133)−
− 部下指導(39)−
[面接技法(9)]

6月17日の日経新聞。「受刑者の心を支え50年」という大きな見出しと共に「篤志面接委員制度が半世紀を迎え、ますます活動に重みを増したようだ。」との記事が載った。
篤志面接委員とは刑務所や少年院にボランティアで通い、受刑者らの相談に乗ったり指導する人々のことで学者、弁護士、歌手などが委員をつとめ、全国に2000人いるという。委員たちは月に数回刑務所を訪れ、受刑者の悩みを聴き、心の傷を癒したり生活上の助言をしている。

不安な世相の中で心の傷を持つ人々は受刑者に限らない。

一昨年6月に起きた池田小学校(大阪市)の児童殺傷事件。13人の負傷児童のみならず、心に傷を負い今も苦しんでいる児童たち。様々な暴行事件に巻き込まれた被害者。企業ではリストラ、減給、配置転換、更には職場の人間関係からくる精神的ストレスに悩むサラリーマン等々・・・・・。欧米ではこうした人達への心のケアが進んでいるらしいが、日本ではまだまだこれからである。
 
しかし、過去形の悩みばかりでなく、未来形の悩みをかかえる人達も多い。未来形とは、将来に向かって莫とした目標(あ〜したい、こうしたい、部下にこうなって欲しい─など)はあるが、具体的に手がつかず逡巡しているような場合である。あるいは明確に方向性や目標を示して欲しいという人達もいる。このように考えていくと面接技法はいくつかのパターンに分けられるようだ。
 
ここでは思い切って(エイヤッとばかりに)以下の3つに分けてみよう。

@面接者が主役──コンサルティング(アドシング)
<過去・未来形>面接───

A被面接者が主役──カウンセリング<過去形>/コーチング<未来形>

      
                              
同じ面接でも各々性格が異なる。前述の篤志面接委員の方々は、各々得意の分野で面接しているものと思われ、@の委員もAに属する委員の方もおられるのだろう。
各々について次月以降で説明していこうと思う。

以上


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