今月の言葉

2002.4.25

NO.168

[闘争心]

阪神半疑・・・マスコミはうまいアテ字を考え出すものだ。プロ野球の阪神が好調だ。ところで星野監督の言う「闘争心」はいつまで持つのか。
「せいぜい5月の連休までやろ」「いや夏のオールスターまでは持つんとちゃうか?」「いやいや日本シリーズまでブッチ切りで行くんやないか」外野席はなかなか賑やかだ。万年?最下位チームの突然の浮上だけにアンチ阪神も含めて期待が大きい。ごく一部を除いてほとんどの企業が萎縮してしまっている時だけに明るいニュースに人々は飛びつく。ひょっとすると我々はデフレという時代に負けて星野監督の言う「闘争心」をどこかへ忘れてしまったのかもしれない。
それにしてもみずほグループの「システム障害」は一体何じゃ!と言いたくなる。縄ばり争いがその原因らしいが、顧客のことよりも内部事情を優先させるところはいかにも大企業らしい。
おっと忘れていました。今年は「J1」に昇格したばかりのベガルタ仙台も目下のところ絶好調である。


― 幹部に訴える(119)―
― 部下指導(25)―

この4月7日から当社主催の「中堅幹部マネジメントスクール」(5回コース)がスタートした。このセミナーは前月号で紹介した「部下指導塾」と違い幹部としての総合能力(リーダーシップ力)を磨き上げることを主眼としている(もちろん部下指導も含まれている)。
参加メンバー全員に例年の如く「交流分析」を実施したところ、今年の幹部の特長は「組織に従順で部下にやさしいタイプ」―と出た。
部下や周囲の人々との人間関係を重視し思いやりが厚く、人々にはやさしい。反面相手がこう思うのではないか、こんなことを言うとヤル気を無くすのではないか―などと考えてしまい強く言えない。合理的な判断力がやや乏しく、部下からは「いい人だが頼りない」と思われる危険性をもつ。
更に組織の中にあっては自己を主張することはあまりなく、出来るだけ波風たてぬよう配慮している。会議の場でも自分の意見をつい差し控えてしまう。組織を乱すような行動はしないだけにトップにとっては安心出来るが、改革・改善をやっていこうとする迫力には欠ける。総じて大変真面目であるが、また持ち出して悪いが「闘争心」に欠ける。自分の持ち味を生かしながらも時代の変化を感じとり、旧来の殻を打ち破る行動力が必要だ。本セミナーの目的も実はここにある。

以下に彼らの決意の主なものを紹介してみたい。ちなみに第1回目のテーマは「プラス思考」である。人間は「オギャ―と生まれた瞬間から毎日、毎秒、死に向かっていく存在である。」という哲学をベースに如何に企業人として幹部として充実した人生を送っていくかを考えてもらった。またマイナス思考的な考え方をプラスに切り換えていく事例を数多く紹介し、理解の助けとした。
彼等の決意を一言で言えば「一歩前へ出る勇気」である。具体的には

@ 会議やミーティング時に発言する勇気を持つ
A     〃      納得できないときに質問する勇気を持つ
B     〃      反対意見を言う勇気を持つ 
C 周囲の者に働きかけていく勇気(受身でなく)を持つ
D 率先して行動する勇気(誰かがやるだろうではなく)を持つ
E 部下をほめ、叱る勇気を持つ

本セミナーを通して勇気ある幹部に成長することを願う次第である。

以上


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