今月の言葉
2001.11.25
NO.163
11月10日、中国がWTO(世界貿易機関)に加盟した。13億人といわれる中国の巨大市場の自由化は日本企業にとっても事業機会を拡げる絶好のチャンス。
反面、低コストで日本を追い上げる動きも加速する。中国は今後5年間かけて関税を段階的に引き下げることになる。例えば、乗用車は従来の80〜100%から25%に下がる。コンピューターは25%から0%になる。世界銀行は中国がWTOに加盟することで日本が最大の受益国になるという。が日本の産業の空洞化がますますすすむ恐れもある。
★ 今月のちょっぴり嬉しいニュース:11月21日イチローがアメリカ大リーグ(ア・リーグ)でMVPとなった。
★ 今月のちょっぴり淋しいニュース:11月8日、フクちゃん、「デンスケ」などで人気を集めた、漫画家の横山隆一郎さんが亡くなった(92歳)。
『フクちゃんを出迎えているサザエさん』
−11/11の朝日川柳より−
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幹部に訴える(114)―
―部下指導(22) ―
先日、ある団体職員の中堅幹部研修会に講師として出席した。一通りの講義の後、グループディスカッションに入ったが、驚いたことは多くの課長が部下の仕事の進捗状況を全くつかんでいなかったことだ。一人の課長の部下はせいぜい4〜5人(主任はいない)。にもかかわらず部下の動きを全くと言っていい程把握していない。少し突っ込んだ質問をすると、いちいち部下の一人一人に聞きに行く始末。各人の職務(業務)明細は文書化されたものがあるが部門の長である課長として何をすべきか(職責)は決められたものはない − という。
課長も部下も各々が一匹狼のようにバラバラで仕事をしているらしい。部門内ミーティングもやったことはないと言う。各々が独立し、トナリにいる職員がどうなっているかにはお互いにほとんど関心が無いようだ。
課長として部下の仕事をチェックしアドバイスするという機能はゼロに等しい。ということは指導もないということ。
部下に仕事の権限を与え、本人の自由意志でやらせるのは良いとしても、もっと情報を集める努力が必要ではないか。部下は、知識も技術も一人前だからと言って放任している部門長は一般企業にもいるが、くどいようだが「放任」と「まかせる」とは全く違う。
課内の情報を集める工夫をする。その仕組み(コミュニケーションの取り方など)を考える。もし情報(報告)を上げてこないのなら、面倒でもこちらから求めていく。これをやらないと長としてのリーダーシップが取れないばかりか責任が果たせない筈である。
しかし、もっと悪いのは部下が育たないことだろう。
実態を知れば知るほどただア然!とするばかりである。
今日、日本の組織(特に大企業のトップや役所など)の長の無責任さが問題になっているがそれを目の前で見た感じがした。そして変に納得(?)した次第である。
以上
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